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Interview: Pastis & Xavi BCN 日本語

Xavi: Hola
Pastis: Hola

Xavi: Hola que ase?
Pastis: Tu que ase?
Xavi: (ola k ase)

Xavi: So, how are you doing?
Pastis: Very well.
Xavi: Good

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Xavi: 今回は音楽を作るにあたって、何が大切かという質問に答えようと思う。これは自分たちがどのような道を歩んで行きたいか…

Pastis: そしてその道を歩き続けることの意味、にも繋がっている。まず私たちが声を大にして言いたいのは、過去には生きられないということだ。思い出や、最盛期だった頃に浸るのはいいことだ。当時を思い出すために、色々な事をすることもある。昔聴いていた曲を集めたり聴いたりしてね。DJの特権は常に進化出来ることであり、進化出来ない場合は死あるのみだ。
同じものを作る続けているだけではダメだ、新しいものを常に作り続けなければならない。DJが同じものをばかり作り続けてどうする?
そしてここにいるXaviが言うように、自分たちが歩んできた道と、これからの選ぶ道について話そうと思う。な?

Xavi: そうだな!始めようか?

Pastis: 始めよう!

現在のマキナのスタイルについてどう思いますか。

Pastis: なかなかいいと思うよ。先ほど言ったように、パーティーに行く人は思い出に浸るために行く人が多いんだ。例えば俺たち、または私の隣に座っているナンバーワン・プロデューサーは当時の思い出をこれでもか、というくらいの気持ちを込めて音楽を作る。
しかし自分が理解できないのは、一般リスナーにあまり受け入れられていないということだ。スピードを落とし、アグレッシブさも減らされている。気持ちを込めている分、バイオリンやピアノも足されているが受け入れられていない。この事について少し説明してもらえるかな。

Xavi: 今は音楽を聴く為に、聴く意欲が必要になっていると思う。(その通りだね)大きいラジオ局が同じような曲を24時間かけ続けると(そしていずれ好きになる)それしか聴かなくなってしまう。(そうだ)
他の曲を聴く時間なんて無くなってしまう。自分の記憶の中にあるマキナと好きだったそのサウンドは、当時かかっていた曲になってしまう。
ここ最近制作されているマキナも非常に良いと思っている。当時の「フィーリング」も残しつつ、クオリティも高く、人気があるスタイルも取りこんでいる。過去と現在のいいとこどりだね。
なのに何故受け入れられないのか。単刀直入に言うと、「聴いていない」からだろうね。

あなたがマキナに100%の力を注ぐ理由はなんでしょうか。

Pastis: 自分が持てる全てを注ぐのは、第一に、マキナ・ミュージックそのもののフィーリングを引き出すため。そしてその次にそれを聴く人たちのため。喜んでいる人、笑っている人、泣いている人などなど…

そしてなんといっても自分の能力を最大限に引き出せた時だね。DJになるのは他の職業と何の変わりもない。とても熱心になることを求められる職業だね。
そして人々からのフィードバック。尊敬してくれたり、踊ってくれたり…少なくとも自分にとってはもっとも喜ばしい出来ごとの一つだね。

黄金期の再来はありそうでしょうか。

Xavi: 黄金期の再来を願うのは…それは髙望みのしすぎかもしれないね。昔は、マキナはどこにでもあり、みんな聴いていた(クラブ、ラジオ、テレビなど…)。
80年代から始まったフュージョンにより、色々あったスタイルが一つとなった。我々が活動を始めた頃よりも商業的になり、常に最高潮を迎えていた。

ナンバーワンのラジオ局であるFlaixやMaximaのように毎日、常に強くなり続けている。

第2期の黄金期は可能だと信じている。だが、昔の様な「フィーリング」を経験するのは難しいかもしれない。何故なら我々が過ごした時代のリプレイにすぎないから。ただし、この時代を経験していない人たちにとっては素晴らしい体験になるだろうね。

Pastis: 今15、16、17歳の、週末は必ず遊んでいるような子たちだね。

Xavi: 自分たちにとってはただのリプレイかもしれないが、当時を経験していない人たちにとっては本当に新しくてクールな体験になると思うよ。そしてそれに立ち会う事が出来れば我々もすごくハッピーだ。

Pastis: 新しいものは新しいものとしてスタート出来るし、そういった新しいものはやはりクールだ。(同感だ)

海外のマーケットが救いになるか?

Xavi: そうだね、海外マーケットが希望になるかもしれないし、気休めになるだけかもしれない。でも本当の答えは、マイホーム(カタルーニャ)にあると思う。
これは俺たちが作ったスタイルだし、俺たちがいないと成り立たない音楽だからだ。
ここがホームであり、これが俺たちの音楽だ。
俺たちが家族のために戦わないで誰が戦うっていうんだ。(そのとおり)
たとえば、俺たちは日本で良く仕事をしてコンピレーションが良く売れている。その他にはアメリカ、フィンランドとか…
たくさんの場所でマキナは購入されている。何故か?それは優れているからだ!(そして受け入れられている)
19日パーティーを開催し、日本人3人とアメリカ人1人を招待する予定だ。Depath, nadeco, 12_1とロスからHaseだ。
マキナが生まれた土地に来れるんだ、きっと感激するだろう。
これはハードコアなプロデューサーがオランダにDJするようなもんだ。スゴイことに違いない。

俺たちのホーム、マキナが生まれた土地に来て俺たちがどうやってパフォーマンスをするのか生で見れる訳だ。(もう俺たちは20年の経験があるからね)
今後も何十年も続いていくと思っている。(次の20年なんてあっと言う間だぜ)
これは俺たちが良い奴らだって知ってほしいのもある。 19日、XQUEクラブはマキナコミュニティーからのサポートもたくさんあるだろう。
Pastis, Fernando D.C.と共に、俺、T-TyとKullere、は俺たちの音楽(マキナ)の為に全力で戦い続ける

なぜマキナのために戦い続けるのか?

Pastis: マキナは生きる道… 
実はそこまで考えていなかった。俺が他の物を作っていたという噂があるが、それは色々試していただけだ。招待を受けてやってみた。でもマキナを離れることは出来ない、これは俺の生きがいで、フィーリングで、新しい世代の為に続ける価値のあるものだ。戦い続けて、作り続けて、そしてパーティーを開催し続ける… 新しい世代があり、新しいマーケットが広がる、そしてここのレーベル会社がコンピレーションを受け入れられず、ビニールが生産されないのであれば、外に目を向けるしかないが、原点を忘れず、ここで活動し続けて行きたい。
カタルーニャの音楽を様々なマーケットに聞いてもらう為に。おまえはどう思う、Xavi?

Xavi: 同感だね!いまや業界一作品を出しているプロデューサーになってから良く聞かれるんだ。
ハードトランスマキナ、UKハードコア、クラシックマキナ、色々なスタイルを作って、責任を感じるかと。感じるかって?もちろんだ、俺はマキナの為に戦っているからな。

Pastis: 現在のスタイルは過去のものほどアグレッシブじゃないけど色々な感情が入っていて良いサウンドだ。何も言わずにただ聴いてみろ。絶対に損はさせない。(あたりまえだけどな)

過去に生き続けることは可能か?

Pastis: 良い質問だね。過去に生き続けることは可能か?それは出来ないかと思う。でも過去から素晴らしいものも生まれる。たとえば11月2日がおれのDJ歴21周年なんだ。20年なってあっと言う間。その12時間は最高にスペシャルなパーティーになるぜ。80年代からのテクノポップから始まって90年代の音楽、そして2013年まで。
12時間の中に過去の最高の曲を詰め込むのは大変だ…
でもその結果はとても素晴らしいものになると思うんだ、その12時間の中に俺の21年間のDJ人生が詰まっているんだからスゴイに決まっている。
こういったパーティーはいつも出来る訳じゃないが、思い出はこうやって楽しむものだと思う。レアなパーティーだけどマキナのスタイルは変わらない。
過去に生き続けられないけど、時々特別なパーティーを開催することは出来る。
おれ、Xavi、Ricardo F、そして様々なDJがこのスタイルの為に戦っている。
これで分かったろ、お前ら。

Xavi: 過去を振り返るのは素晴らしいことだと思う。(でも過去は過去)ただそこにいつまでも浸っていてもだめだ。90年代にいつまでも居られる訳じゃない。
もう2013年だがマキナスタイルの元、これからも一緒に音楽を楽しみたいね。

マキナスタイルをサポートして頂いている皆に感謝を!

ディレクション:Pastis&Xavi BCN
カットと編集:Xavi BCN
カメラアシスタンド:Xavi Gines
レコーディング設定:xque

BCN CONNECTIONありがとうございます!